2013年1月より日本の「週刊少年ジャンプ」に
掲載された作品を発売日と同日に英語版としてデジタル配信

米国配信
北米で日本マンガの翻訳出版を手掛けるVIZ Mediaは、2013年1月より日本の「週刊少年ジャンプ」に
掲載された作品を発売日と同日に英語版としてデジタル配信する。

同社は、2012年1月から、英語デジタル版「週刊少年ジャンプ」にあたる「WEEKLY SHONEN JUMP
ALPHA」を有料配信している。これまでは日本の「週刊少年ジャンプ」より2週間遅れての
配信だったが、このリリース時差を一挙にゼロにする。2013 年1月21日発売の「WEEKLY
SHONEN JUMP ALPHA」から実施
する。

実際に同日配信されるのは、「週刊少年ジャンプ」から『BLEACH』、『クロス・マネジ』、
『NARUTO-ナルト-』、『ニセコイ』、『ONE PIECE』、『トリコ』の6タイトルである。


これに「ジャンプSQ」からも『青の祓魔師』、『るろうに剣心-キネマ版-』、さらに「Vジャンプ」連載の
『遊☆戯☆王ZEXAL』も加わる。こちらは同日でなく、発売日に一番近い「WEEKLY SHONEN
JUMP ALPHA」での発売日となる。VIZ Mediaは、今後もラインナップをさらに増やしていく
予定としている。

VIZ Mediaが今回の試みの理由として挙げる様に、これは長らく北米の日本マンガファンから
強かった日本の最新作を日本のリリースと同時に読みたいとの要望に応えるものである。
ファンのニーズに応えることで、より多くの有料読者を獲得し、さらにインターネット上に溢れる
海賊版に対抗する狙いもある。

日本でのリリースとの同時提供は、マンガと同様に北米でファンを獲得しているアニメでは、
すでに行われている。インターネットを利用した日米のテレビアニメ同日配信はポピュラーな姿と
なっている。同日配信の試みは、海賊版の抑止や有料視聴者の獲得にも、一定の効果がある
ともされている。

一方で、印刷媒体のマンガ雑誌では、こうしたスピード感を実現することは難しいとされてきた。
VIZ Mediaは、デジタル配信の雑誌という形態を活用することで、これを実現する。

「WEEKLY SHONEN JUMP ALPHA」は、それまで月刊の紙雑誌であった「Weekly SHONEN JUMP」に
変わるかたちで2012年1月にスタートした。年間50冊で25.99ドルという価格も魅力になっている。

日本でも実現していない、既存の有力マンガ誌の完全デジタル化は、日本に比べて子どもたちの住む
近隣に書店が少ないことや、流通や販売におけるコストの低減、日本に比べて大きい中間業者の
手数料を避けるものだとみられる。

一方で、北米の書店からリアルの雑誌が消えたことで、新規のマンガファンの獲得が今後は
難しくなるとの指摘もある。今回の日米同日展開という大技が、どの程度マンガファンの獲得に
効果を発揮するのか注目される。

アニメ!アニメ!ビズ
http://www.animeanime.biz/all/12112723/
Shonen Jump Alpha
http://www.sjalpha.com/